時代のニーズに合わせてエンジニアのキャリアパスは多様化しています。
ですから、キャリアの棚卸しを定期的に行う必要があります。
キャリアの棚卸しとは、ひとことで言えば「自分史」を作ることです。
これまでの自分のキャリア、業務経験を、大まかな時期に分けて「見える化」して「分析」します。
たとえば、ダイエット中の人は、日々の体重の変化を記録していくことで、成果を出しやすくなります。
それと同様に、自分の成長、キャリアを記録することで、エンジニアのキャリアアップ、スキルアップに良い影響があります。
まずは「過去に携わったプロジェクト、仕事内容とその規模や担当範囲」を詳細にリストアップしてみます。
次いで、それぞれのプロジェクト、仕事ごとに、そこで身につけたスキルや専門知識、資格を具体的に書き出していきます。
これがキャリアの棚卸しです。
キャリアの棚卸しをすることで、「こうなりたい理想の自分」ではなく「現在の等身大の自分像」が浮き彫りになります。
手間に感じるかもしれませんが、自分を客観視できるので、ノートに書きだしたり、データで残したりすると、自分の強みと弱みが分かり、必ずスキルアップに役立ちます。
また自分が目標としているキャリアパスへの道筋が見えるので、これから何をすべきかが明確になるところも魅力です。
さらに定期的にキャリアの棚卸しすれば、転職する際に自分のアピールポイントに合致する企業を選べるので役立つでしょう。